サポート終了後のWindowsXPを使うリスク!損害賠償の可能性も!?

 2014年3月24日
 IT

過失によってウィルスを送信してしまった場合でも、損害賠償の責任を負う可能性がある

コンピュータウィルスを他人に送り、損害を与えてしまった場合、法的な責任が発生します。
意図的に行った場合は「電子計算機損壊等業務妨害罪」や「電磁的記録毀棄罪」などの刑事責任や損害賠償責任などの民事責任が発生することは言うまでもありません。しかし、故意でない過失であったとしても、法的責任を負わなければならない可能性があるのです。

民法(不法行為による損害賠償)
第七百九条  故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

ウィルスによる情報流出の予見に関する判例

北海道警察漏洩事件
xp02
【概要・被害】被疑者の捜査情報が、北海道警の警察官が自宅に持ち帰った私有パソコンから(Winnyを使用)ウイルス感染により情報流出
【賠償額】40万円 → 0
札幌地裁判決平成17年4月28日:損害賠償40万円 > 判決文
札幌高裁判決平成17年11月11日:情報流出の予見性はなかったという逆転判決 > 判決文
愛南町個人情報流出事件
【概要・被害】孫請けの業務委託会社の従業員が自宅PCにデータを保存し、(Winnyを使用)ウィルス感染により南宇和郡愛南町のほぼ全住民の個人情報がインターネット上に流出。(下請け会社は、町におよそ1500万円の損害賠償を支払う。本件は下請け会社が孫請け会社に対して損害賠償を請求した)
【賠償額】損害賠償913万円
山口地裁判決平成21年6月4日:Winnyでの情報流出はすでに多発しており、予見できた > 判決文

「Windows XPサポート終了によって、PCが脆弱になる」というのは、もう1年以上も前からアナウンスされています。
もし、あなたのPCがWindowsXPで、コンピュータウィルス等による感染や不正アクセスなどで、情報漏えいといった損害などを相手に与えてしまった場合、「事態は予見できた」とされる可能性は大いにあります。

Windows XPを使っている方は、一刻も早く、PCの買い替えやOSの入替えを行なうべきでしょう。

どうしてもXPを使い続けるという方はこちら
「WindowsXPサポート終了 XPを延命・継続させるおススメしない方法」

参考
「Windows XPを延命し、継続利用する方法」【ITトレンド】
「Windows XPサポート終了に伴うOS移行の課題」【ITトレンド】
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