検索エンジンに上位表示させたい！　お金をかけないでできるSEO対策とは？

インターネットを利用して何か調べ物をするとき、あなたはまずどのサイトにアクセスしますか？
多くの人が「Yahoo!Japan」や「google」」といった検索エンジン・ポータルサイトを利用するのではないでしょうか？

「いや、飲食店を探すときは『食べログ』を使うし、美容室を探すときは『ホットペッパービューティ』を使う」という人もいるかもしれません。

しかし、あなたが使うブラウザのブックマーク（お気に入り）に『食べログ』や『ホットペッパービューティ』がなかったらどうでしょう？
それらのサイトのURLを直接入力する人はほとんどいないでしょう。
検索エンジンに『食べログ』と入力して、表示された検索結果から『食べログ』にアクセスするのではないでしょうか？

このように、インターネットの利用するときに、検索エンジンは欠かせないツールです。
この検索エンジンで検索をかけたときに、上位表示させようというのが「SEO対策」と呼ばれるものです。
一般的に、検索エンジンの利用者の80％が1ページまでしか検索結果を閲覧しないといわれています。
検索エンジンは1ページ目に上位10位までが表示されますから、ベスト10入りすることが重要です。

では、SEO対策とはどのようなものなのでしょうか？

良質なコンテンツをつくることが最大のSEO対策

検索エンジンは検索ロボット（クローラー）と呼ばれるプログラム走らせて、ネット上を検索し、検索されたキーワードに最適なページを上位表示させます。
この検索ロボットのアルゴリズムに合わせて、Webページを最適化するというのがSEO対策の方法です。

検索ロボットは日々改良を加えられ、そのたびに新たなSEO対策が立てられてきました。
以前は、無数の外部リンク設定などが強力なSEO対策とされ、コンテンツの内容よりもテクニカルな部分が重要とされていました。
しかし、現在は小手先のテクニックではなく、ホームページの内容が検索順位を決定する重要な要素となっています。

現在の主なSEO対策

１．ページ内にキーワードを盛り込む

検索エンジンに上位表示させたいキーワードをページ内に盛り込みます。コンテンツ内の文章はもちろん、タイトルや見出しなどに盛り込みます。基本的にキーワードは１ページ１つにします。キーワードの選別はコンテンツ作成においても重要な要素になっています。

２．外部サイトからの被リンク

以前は外部からのリンク数だけが重要視されていました。そのため、SEO業者ではサテライトサイト（衛星サイト）と呼ばれるダミーサイトが無数に作成され、ターゲットとなるホームページに紐づけする仕組みが流行していました。しかし、現在では質の低いリンク元のサイトは評価されません。それどころか、SEO対策のためだけの不自然な外部リンクはペナルティの対象となります。

３．質の高いコンテンツを更新する

google等の検索エンジンはユーザーの役に立つサイトを検索結果に上位表示することを目指しています。近年のgoogle検索ロボットのアルゴリズムのアップデートによって、他サイトからの文章のコピー、文字数の少ないコンテンツのサイト、更新頻度が少ないサイトのページは順位を落とす傾向になっています。つまり、新しいページを更新することが重要となっています。

１～３のうち、今、もっとも重要とされているのが３のコンテンツの更新です。

ホームページをCMS（ブログのように更新できるシステム）で制作している場合は、コンテンツの更新に特別な技術を必要としません。ご自身でコンテンツを更新することができます。

CMSを導入していない場合は、制作会社などにコンテンツの更新を依頼する必要があります。
コンテンツの更新は継続して定期的に行うことが大切です。
料金や更新の頻度、方法などを制作会社に相談してみるとよいでしょう。

コンテンツの更新を制作会社に依頼する場合でも、基本的に原稿や画像はご自身が用意します。
その際には、検索させたいキーワードを原稿に盛り込むことで、１のSEO対策を講じることができます。
また、コンテンツ更新時に、facebookやtwitterなどで告知することで、多少なりとも外部リンクを貼ることもできます。

このように現在主流となっているSEO対策には技術的な要素はあまりありません。
手間を惜しまなければお金をかけずに、狙ったキーワードで検索上位を表示させることも不可能ではないのです。

この「狙ったキーワード」というのが、ホームページの運用においてはとても重要になってきます。
次回は「ホームページ制作におけるキーワードの選定」をテーマにしようと思います。